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スポーツの怪我を解説、正しい対処法とは?【オスグッド・シュラッター病(成長痛)編】

お知らせ 2021.06.21

「オスグッド・シュラッター病」という病名は、一般の方にはあまり耳慣れない言葉かもしれません。俗に「成長痛」と言われる、ひざ下が痛む症状のことです。
部活やクラブで運動をする習慣がある成長期の子ども(小学生高学年~中学生)に起こりやすいスポーツ障害です。
走ったり跳んだりなどの動作をしたときや、ひざを押したときにひざ下の骨「脛骨粗面(けいこつそめん)」が強く痛みます。

オスグッド・シュラッター病の原因

オスグッド・シュラッター病には、太腿の前側の筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」が関係しています。
大腿四頭筋は、前腿からひざのお皿を通り越し、ひざ下の骨「脛骨粗面」につながっています。
ジャンプしたりダッシュしたりする際に使われる、ひざを伸ばす筋肉です。
さらにひざを曲げるときのブレーキ、クッションの役割も担っています。
10~15歳くらいは成長期で、身体の成長に伴って骨もどんどん伸びていきます。
しかし、運動を一生懸命やっていると大腿四頭筋が張ってしまうことがあります。
そうなると大腿四頭筋は柔軟に伸び縮みできず、脛骨粗面が過度に引っ張られて炎症を起こし、痛みが出てしまいます。
成長期特有の症状のため、成長痛とも言われているのです。

オスグッド・シュラッター病の回復のポイント

オスグッド・シュラッター病の回復のポイントをご紹介していきます。
強い痛みと炎症が出ているときは、安静にすること・よくアイシングをすることの2点が大切です。
最初の炎症がおさまったら、お風呂などで身体を温めるようにしましょう。
大腿四頭筋の緊張を緩めるのに役立ちます。また、太もも前面のストレッチも念入りに行ってください。
運動をした後には、ひざをアイシングします。必要に応じて、オスグッド・シュラッター用のサポーターを使用すると良いでしょう。
サポーターはスポーツ店やネット通販でも簡単に手に入ります。

どのタイプのサポーターが適切か迷う場合は、当院で指導いたしますのでお気軽にご相談ください。

当院での施術

マリー整骨院では、干渉波電気施術器・超音波機器などの医療用機器を使ってオスグッド・シュラッター病の痛みと炎症を抑え、さらにマッサージで緊張している大腿四頭筋をほぐす施術を中心に行っています。
成長期のお子さんの骨は大変デリケートです。子どもを見守る親やスポーツクラブ等の監督の立場にある方は、そのことを認識し無理な運動をさせないよう注意しましょう。
痛みが長引く場合は、迷わず当院にご相談ください。