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スポーツの怪我を解説、正しい対処法とは?【シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)編】

コラムスポーツ怪我 2021.06.21

「シンスプリント」は「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」とも言われるスポーツ障害です。
ランニング運動を行う中学生や高校生が発症することが多く、特に急にハードなトレーニングを始めた新入部員などに頻発します。
すねの骨に沿って(特に下方1/3部分)痛みが発生するのが特徴です。
ふくらはぎ周りの筋肉に過剰な負荷がかかることで起こるため、どんなスポーツでも起こりうる障害と言えます。

シンスプリントの原因と症状

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、硬い地面の上を長時間ランニングしたり、つま先を上げる筋肉を過剰に使いすぎたりすることが原因で起こります。
偏平足やハイアーチなど、足に問題がある人は特にシンスプリントになりやすい傾向があります。
シンスプリントの初期は、運動開始時と終了後に痛みが出ます。
症状が進むと、運動中ずっと痛むようになります。
さらに症状が進むと、日常生活動作でも痛みを伴うようになっていきます。

シンスプリントの回復のポイント

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は「過労性」のスポーツ障害ですので、痛みや炎症がある患部を休めることが回復の何よりのポイントです。
また、再発の予防として運動前後には念入りにストレッチをしましょう。
とくに腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)と足首のストレッチが重要です。
運動後のアイシングも欠かさず行ってください。

当院での施術

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、軽度であれば安静にすることで回復することがほとんどです。
安静にしていても痛みや炎症が収まらない場合は、早めに専門家に適切な施術・指導をしてもらうようにしましょう。
マリー整骨院では、干渉波電気施術器・超音波機器などの医療用機器を使ってシンスプリントの痛みと炎症を抑え、さらにマッサージやテーピングを組み合わせて後脛骨筋や腓腹筋・ヒラメ筋にアプローチする施術を行っています。
痛みが取れたら、再発防止のための適切なストレッチ法や運動時の注意点なども指導いたします。