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スポーツの怪我を解説、正しい対処法とは?【捻挫(ねんざ)編】
コラムスポーツ怪我 2021.06.16スポーツをされる方が負う怪我のなかで、最もポピュラーと言えるのが捻挫です。
捻挫とは、関節に強い負荷がかかった際、骨と骨をつなぐ靭帯が急激に引き伸ばされることで損傷を起こした状態。
捻挫は運動時に限らず、日常生活でも起こります。ぎっくり腰やムチウチ症などは、日常生活で起こった捻挫と言えます。
捻挫の症状と施術のポイント
実際に捻挫をすると、どのような症状が起こるのか解説していきましょう。
捻挫を負うと、患部に熱感・腫脹・痛みなどの炎症症状が発生します。このとき、「ただの捻挫」と甘く見てはいけません。捻挫は骨折や靭帯断裂を伴っている場合があり、放置すると運動障害や関節の軸変形につながりかねません。すぐに専門家に診せることが大切です。
また、施術完了を告げられるまでは、施術を続けることも大切なポイント。痛みがなくなると自己判断で通院を中止してしまう患者様がいらっしゃいますが、これは絶対にNG。例え痛みがなくなっても、損傷を起こした靱帯・軟部組織は伸びて緩んでいる状態のままです。さらに関節を補強すべき各筋肉が弱体化している場合には、何度も同じ部分の捻挫を引き起こす後遺症「関節不安定症」(俗に言う「捻挫ぐせ」ですね)につながることもあります。
捻挫をしたらまずは専門家に診せること、そして回復を告げられるまで通院を続けること、その2点を守りましょう。
回復のカギは固定とリハビリ!
捻挫の主な施術は、固定とリハビリです。
まずは、包帯やテーピングを使って患部を固定します。
適切に固定することで関節の支持性が回復するまで(炎症がおさまり損傷した靭帯が十分回復し、関節補強のための筋力がつくまで)の間、関節の運動を制限するのです。
ここで重要なのは固定とリハビリのバランス。必要以上に患部を固定してしまうと、後のち関節の可動域低下を招く恐れがあるため、適切な時期に固定を終え、リハビリを開始しなければなりません。この見極めは専門家でなければ難しいでしょう。
また、施術を終えてもしばらくの間は関節にかかる負担を抑え、保温のためのサポーター等を用いて関節を保護してください。スポーツ後には、アイシングも忘れないようにしましょう。
「どうしても試合に出たい!」という場合もご相談ください
マリー整骨院では、捻挫などのスポーツ怪我の他、筋肉・関節の痛みやシンスプリントなどのスポーツ障害の施術を行っています。スポーツ選手や部活動をする学生さんのなかには、「どうしても試合に出たい!!」という強い想いを持っている方も多いでしょう。
もちろん、試合をあきらめるしかない怪我もありますが、当院のサポートで試合に出られる場合もあります。
そのときは、様々なテーピング法を駆使して100%の状態に少しでも近づけられるよう最善を尽くします!