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ひざの痛み【②アスリートに多い鵞足炎(がそくえん)編】

コラムひざの痛み 2021.07.16

ひざの痛みの代表的な原因と特徴を解説するシリーズコラム。
今回はスポーツをする習慣のある方に生じやすい「鵞足炎」について解説します。

鵞足炎の原因と特徴

鵞足炎は、「鵞足(がそく)」と呼ばれる部位の滑液包に炎症が生じる病気です。
鵞足は、ひざから5~7cmほど下のスネの内側に位置します。
3つの筋肉(縫工筋・半腱様筋・薄筋)の腱が骨に付着する部位のため、ひざの屈曲や股関節を回す動作によって負荷を受けやすい部位です。
ひざを酷使するスポーツをした後にひざの内側が痛んだり、ハレや熱を伴う炎症が起きたりします。
重度の場合は、安静時であっても慢性的にひざの内側が痛むようになります。

また、スポーツをしない方でも打撲などをきっかけに発症することがあります。
鵞足炎を引き起こす要因例を挙げてみましょう。

・スポーツでの身体の使い方が不適切

・ストレッチ不足

・急にランニングを始めた

・肥満

・ひざのケガ(内側半月板損傷・打撲など)

・柔軟性が低く、身体が硬い

・変形性膝関節症などのひざの疾患

当院での施術

マリー整骨院では、鵞足にある縫工筋・半腱様筋・薄筋の3つの筋肉のうち、どこに過度な負担がかかっているのかをまず見極めます。そのうえで、痛みを取り関節の可動域を広げるための理学療法・テーピング・マッサージ・ストレッチ指導を行います。
また、鵞足炎はスポーツに取り組む限り、再発しやすいひざの痛みです。再発を防止するための正しいフォームやストレッチ方法を身に着けるためのアドバイスも行います。
軽度なうちに痛みを改善し、正しい身体の使い方で長くスポーツを楽しめるようにサポートしています。